万風窯紹介

~ 築窯28年 半地上式穴窯~

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万風窯の穴窯は、日本が古墳時代だった5世紀ごろに朝鮮半島から伝わった様式を再現した窯です。

過去の文献などを参考にして築いた自作の『半地上式穴窯』です。

穴窯全長は12メーター、幅2メーター、高さ1.5メーターあり一般的な穴窯より長めです。

穴窯の作品は、乾燥させた素地に釉薬をかけずに高温(1300℃位)で焼成します。

赤松を燃料として三昼夜焚き続けます。

窯の中で作品に降りかかった赤松の灰が、長時間の高温により溶けてガラス質に変化し釉薬となります。

これを自然釉といいます。炎の流れや土の焼きしまりで赤茶色に変化したものを焼締めといいます。

又、炎の複雑な流れで作品の表面が激しく変化したものを窯変(ようへん)といい、万風窯の大きな特徴の一つです。


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焼締めた作品の素地は多孔質であり、花瓶の水が腐りにくく花が比較的長持ちします。

ビアカップにビールを注ぐと細かい泡が発生してマイルドに味わうことができます。

また食器としては、土の味わいがあり料理を引き立ててくれます。

使用前には、充分に水に浸して置くと雰囲気が変わり焼締めの持つ美しさがより奥深いものになります。

施釉した釉薬とは異なり、自然釉は作品を置く位置、炎の流れ、その時の天候、

窯焚きの仕方などによって大きく異なり、同じ窯で焼いた物でも個々の作品は多種多様な姿となります。

色彩はこのように焼成方法の条件によって変わりますが、深い緑色や琥珀色、表面がゴツゴツした灰かぶりなど様々です。

作品は、これまでの経験による窯詰めの仕方や窯焚きにより作品の出来が大きく変わります。

決して偶然に変化したものではありません。これにより、同じものは一つとしてありません。

現代の窯はガスや電気窯が支流になり、穴窯は非常に珍しく貴重な日本古来の伝統的な焼き方です。

これからも、万風窯でしか出来ない『やきもの』を追求したいとおもいます。

 

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